日本航空(JAL)は、2015年4月1日から5月31日発券分までを対象とした燃油サーチャージを、3月末までの適用額から引き下げると発表しました。
2015年4月から2016年3月から適用する適用条件表の改訂も国土交通省に申請しています。航空燃油は乱高下しており、その変動に応じた適用額を改訂する仕組みですが、燃油調達はアメリカ・ドルで行っていることからこれまでドル基準で適用していましたが、4月以降は日本販売分は日本円基準に改定します。
このため、 シンガポールケロシン市況の平均価格、さらに同じ期間の為替平均1米ドルを勘案した円貨換算額を算出し、適用条件表の金額を徴収します。これにより、為替リスクを押さえることも可能になります。
なお、4月以降の片道分の燃油サーチャージ額は、韓国・極東ロシア方面が現在の1,000円から500円、中国・台湾・香港方面が3,500円から2,500円、グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム方面が4,000円から3,000円、タイ・シンガポール・マレーシア方面が6,500円から4,500円、インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ方面が8,500円から6,000円、北米・欧州・中東・オセアニア方面が14,000円から10,500円となります。
適用条件表は以下の通りです。
■2015年度適用条件表ZoneA | ZoneB | ZoneC | ZoneD | ||
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6,000円未満 | 6,000円〜7,000円未満 | 7,000円〜8,000円未満 | 8,000円〜9,000円未満 | 9,000円〜10,000円未満 | |
日本-韓国・極東ロシア | 非適用 | 200円 | 300円 | 500円 | 1,000円 |
日本-中国・台湾・香港 | 500円 | 1,500円 | 2,500円 | 3,500円 | |
日本-グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム | 1,000円 | 2,000円 | 3,000円 | 4,000円 | |
日本-タイ・シンガポール・マレーシア | 1,500円 | 3,000円 | 4,500円 | 6,500円 | |
日本-インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 | 8,500円 | |
日本-北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア | 3,500円 | 7,000円 | 10,500円 | 14,000円 |
ZoneE | ZoneF | ZoneG | ZoneH | ZoneI | |
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10,000円〜11,000円未満 | 11,000円〜12,000円未満 | 12,000円〜13,000円未満 | 13,000円〜14,000円未満 | 14,000円〜15,000円未満 | |
日本-韓国・極東ロシア | 1,500円 | 2,000円 | 2,500円 | 3,000円 | 3,500円 |
日本-中国・台湾・香港 | 4,500円 | 5,500円 | 7,000円 | 8,500円 | 9,000円 |
日本-グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム | 5,000円 | 6,500円 | 8,000円 | 9,500円 | 11,000円 |
日本-タイ・シンガポール・マレーシア | 8,500円 | 10,500円 | 13,000円 | 15,500円 | 17,000円 |
日本-インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ | 11,000円 | 13,500円 | 16,000円 | 18,500円 | 20,500円 |
日本-北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア | 17,500円 | 21,000円 | 25,000円 | 29,000円 | 32,000円 |