ボンバルディア、Cシリーズでフラッター試験プログラムが完了

ボンバルディア、Cシリーズでフラッター試験プログラムが完了

ニュース画像 1枚目:ボンバルディア Cシリーズ FTV1
© Bombardier
ボンバルディア Cシリーズ FTV1

ボンバルディアはCシリーズ試験のうち、2015年2月、フラッター(Flutter)試験プログラムが完了したと発表しました。フラッター現象は高速飛行中、機体構造、動翼に発生する共振振動で、振幅が加速的に増大・増幅し、破壊に至るもので、フラッター試験は型式証明の取得のプログラムで大きなマイルストーンとなります。

ボンバルディアでは、ウィチタで試験飛行を行っているテスト1号機「FTV1」を使い、速度と高度の広い範囲でフラッター試験を行いました。この試験では、設計速度と限界高度まで引き上げられ、12,497メートルから急降下し、マッハ0.91までの速度を記録しました。

フラッター試験を通じて、ボンバルディアではCシリーズは限界速度でも操縦性を確保し、飛行中に操縦性を確保しているほか、テスト飛行を通じて収集したデータを分析し、故意に起こした振動から通常運航時にフラッターが発生しないことを確認しました。

また、ボンバルディアは2月17日にCS100の飛行試験5号機をテスト飛行チームに引き渡ししており、着実にCシリーズのテスト飛行を進めています。

メニューを開く