ルフトハンザ・グループは傘下のユーロウイングスが、ドイツ以外の拠点としてウィーンにベースを初めて展開したと発表しました。ルフトハンザ・グループでは、ウィーンにオーストリア航空がハブを展開しており、その協力を得ながら、A320を2機配備し、ヨーロッパ域内の運航を行います。この2機は、ユーロウイングスの新塗装で運航します。
オーストリア航空は、2014年12月に900名のパイロット、2,300名の客室乗務員と新たな労働協約を締結しており、これを受けてユーロウイングスもウィーンでの運航が可能となります。オーストリア航空のヤーン・アルブレヒトCEOはユーロウイングスのドイツ国外での初めての拠点にウィーンが選ばれたことを歓迎するとコメントし、ウィーンを拠点に展開する低価格の競合とも渡り合えるとの考えを示しています。
なお、ユーロウイングスはルフトハンザ・グループがハブを展開するドイツ、オーストリアに加え、スイス、ベルギーにも拠点を展開し、価格に重点を置く顧客セグメントの需要に対応していきます。また、ユーロウイングスとジャーマンウィングスと他のブランドで2015年末にも統一ブランドを展開し、低価格帯の短距離、長距離路線を展開していく計画です。