エアバス、A350の営業飛行導入でカタール航空と特別チームで対応

エアバス、A350の営業飛行導入でカタール航空と特別チームで対応

ニュース画像 1枚目:カタール航空 A350-900
© AIRBUS S.A.S.
カタール航空 A350-900

エアバスは2015年3月11日、同社が開発した最新鋭のA350 XWBについて、円滑に営業飛行へ導入する新しい方法を開発していると発表しました。カタール航空に3月5日、2機目のA350、機体記号(レジ)「A7-ALB」が引き渡しされ、3月7日にはドーハ/フランクフルト線の1日2往復便とも、A350での運航となっています。

この早期導入のアプローチ方法として、エアバスはEIS(Entry-Into-Sevice)ウォッチタワー・プログラムを作り、カタール航空のスタッフと共に緊密に連携して作業を進めています。特に、カタール航空の要望に応えるプログラムを提供しています。

「ウォッチタワー」の名称は、ビーチで安全を監視するライフガード・タワーに由来するもので、ライフガードたちはビーチの状況を慎重に監視し、問題を回避したり、解決するためのアクションを行っており、航空機の導入でも同様の対応が必要との考えに基づいています。

EISウォッチタワーのメンバーたちは、問題点を事前に予測し、必要に応じて対応策を採ります。また、航空会社にとって最も重要な問題に優先順位を付け、初号機の「A7-ALA」の運航データや飛行試験で収集された情報も用い、カタール航空の運航を支えています。

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