フィリピン・シブヤン海に沈む日本帝国海軍の戦艦「武蔵」が発見されて大きな話題となっていますが、発見を指揮したポール・アレン氏は航空機ファンとしても知られた人物です。
ポール・アレン氏は、ビル・ゲイツ氏とともにマイクロソフト社を創業し、MS-DOSの開発に関わりました。持病で同社を引退していますが、総資産は2兆円とも言われ、慈善事業や科学技術振興支援、プロスポーツ・チーム運営などを行っています。
兵器への関心も高く今回の武蔵発見につながりましたが、ワシントン州エバレットのペインフィールド飛行場に、フライング・ヘリテージ・コレクション(FHC)博物館を運営しています。
FHCには飛行可能な零戦22型や隼、ハリケーン、スピットファイア、Fw190A-5、Bf109E-3、P-40Cトマホーク、P-51Dムスタング、Il-2M3シュトルモビクなどを収蔵しています。個人所有の博物館としては最大級の規模ではないでしょうか。ペインフィールド飛行場にはボーイングのワイドボディ機の生産工場が隣接しており、工場見学なども可能です。