エアバスが同社の次世代中型機として開発を進めているA350XWB初号機の主翼下部カバーが2011年9月16日、貨物機ベルーガに搭載、イギリスへ輸送された。主翼下部カバーはスペイン、マドリード近郊のイジェスカス工場で製作された長さ約32メートル、幅6メートルのもの。9月6日には主翼上部カバーの輸送されており、イギリス、ハワーデン空港に隣接するブロートン主翼組み立て工場で作業に入る。
ブロートンで主翼が完成するとドイツ、ブレーメンに空輸され、各種パーツの組み込みを行った後、トゥールーズへ向かう。ここは最終組み立てラインで、胴体と主翼が接合され、実際に飛ぶ形になる。