米海兵隊岩国基地、広島空港の暫定運用を受け民間機の便数増を暫定認可

米海兵隊岩国基地、広島空港の暫定運用を受け民間機の便数増を暫定認可

アメリカ海兵隊岩国基地は2015年4月19日、岩国飛行場を利用する民間機の飛行について暫定的に追加運航を認めたと発表しました。この暫定措置は、日米の二国間の協力の一環と説明しています。

広島空港でアシアナ航空が着陸に失敗し、ローカライザーなど着陸誘導施設が破損し、天候状況により運航できないことが発生することから、岩国錦帯橋空港を利用する便の増便を承認しました。

なお、岩国飛行場を利用する民間機は、軍用機の任務遂行に支障が出ないことが前提で、軍用機の離発着が優先されます。このため、民間機の離発着は待機させる可能性があり、その状況についても理解を求めています。

なお、MCAS岩国の航空管制では、民間機の遅延を最小限にとどめ、安全性を最優先に離発着業務を行うとしています。

広島空港での天候の影響による欠航、海兵隊の暫定措置を受け、4月20日には全日空(ANA)が岩国空港を発着する臨時便を2往復4便を運航しています。また、広島空港の着陸施設はILS設備が仮設置される予定で、その後に完全復旧に向けた作業が半年ほどかけて実施される見通しです。

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