ボーイングは2015年4月30日、エア・タヒチ・ヌイと覚書を締結した787-9の2機について確定したと発表しました。カタログ価格で5億1400万ドル相当の契約となります。エア・タヒチ・ヌイはこれにより、保有機材をエアバスのみから、787-9に主力機を変更します。なお、エア・タヒチ・ヌイはエア・リース・コーポレーションとも2機をリースする契約を締結しています。
ボーイングは今回の締結で、新しい787の顧客を獲得し、その運航効率性、低コストの運航費、旅客の快適性など、多くのメリットを提供できるとしています。787-9は、787-8と比べ、およそ6メートル長胴型の機材です。また、ボーイングではエア・タヒチ・ヌイが787-9導入で更新するA340-300と比べ、20%の燃費削減が可能だとしています。
エア・タヒチ・ヌイは同社20周年にあわせ機材更新を行うもので、787-9導入は2018年第4四半期を予定しています。なお、同社は現在5機を保有しており、787導入後も1機はA340-300を保有し、5機体制を維持する予定です。