アメリカ海兵隊は、MV-22Bオスプレイ4機を大地震で被災したネパールに派遣し、2015年5月3日にカトマンズのトリプバン国際空港に到着したと発表しました。
派遣されたのは、沖縄県の海兵航空基地(MCAS)普天間に配備されている第262海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM-262)所属のMV-22Bで、MCAS岩国に配備されている第152海兵空中給油輸送飛行隊(VMGR-152)のKC-130J 2機が支援した模様です。
第3海兵遠征旅団のポール・ケネディ准将によると「オスプレイはアフガニスタンで大規模に運用され、2013年のフィリピンの台風被害救援活動などの実績があるが、ヒマラヤでの飛行は新しいチャレンジになる」と話しています。場所によっては海抜5,500メートルの高地での運用になります。
このほか、MCAS普天間に配備されている第469海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊のUH-1Yベノム3機も空軍のC-17で空輸され、横田基地に配備されている第374空輸航空団のC-130Hも救援の要員をネパールへ空輸しています。