オランダ、ノルウェー、ポーランドが共同でA330 MRTTを導入

オランダ、ノルウェー、ポーランドが共同でA330 MRTTを導入

ニュース画像 1枚目:イギリス空軍のA330 MRTT ポイジャー
© Senda Shiro / FlyTeam
イギリス空軍のA330 MRTT ポイジャー

オランダとノルウェー、ポーランドは、エアバス・ディフェンス&スペースに対して、近日中にA330多目的空中給油・輸送機(MRTT)の共同購入に関する提案書を要求する模様です。Aviation Weekが2015年5月4日付けで報じています。

3カ国は、欧州防衛機関(EDA)やNATOの後押しを受け、4機のA330 MRTTを共同で運用することを計画し、2015年中に機体を発注し、2019年前半には受領したいとしています。オランダ空軍はKDC-10の後継機と考え、ノルウェーとポーランドにとっては初めての空中給油機となります。

3カ国は現在F-16を使用しており、オランダとノルウェーはF-35Aを導入するため、フライング・ブームは必須で、その他のNATO軍機のためにドローグ・ポッドも両翼下に装備します。基地はオランダのアイントフォーフェンになると見られ、随時ノルウェーとポーランドにも展開することになります。

この計画にはベルギーもオブザーバーとして参加しており、今後参加国が増える可能性もあります。A330 MRTTはイギリス空軍がボイジャーKC2/3として採用しているほか、オーストラリアやサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、シンガポール、フランスの各空軍が採用しています。

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