三菱重工、交通・輸送部門の売上は増収 ボーイング向け中心に5,296億円

三菱重工、交通・輸送部門の売上は増収 ボーイング向け中心に5,296億円

三菱重工業の2015年3月期連結決算は、純利益が前期比31%減の1104億円でした。MRJやボーイング向けの機体製造を含む交通・輸送の売上高は前期から659億円の増加となる5296億円でした。交通・輸送セグメントの営業利益は234億円です。

民間航空機などを中心に増収を図ることが出来たとしています。航空機は777が2013年度に99機のところ2014年度は98機とほぼ同数を維持、787は13年度に78機のところ、2014年度は122機と大きく伸びました。MRJの研究開発費は増加しましたが、ボーイング向けの航空機売上増、円安効果でも増益となっています。

なお、セグメント別では防衛・宇宙部門は前年に航空機、艦艇の大型受注があったことから受注額は対前年度で1,299億円の減少となりましたが、売上はH-IIAロケットの打上げなど宇宙を中心に145億円の増収となりました。

また、今期の見通しは受注見通しが交通・輸送で7,000億円、売上高6,500億円と見込んでいます。

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