アントノフ、シルク・ウェイ・エアラインズからAn-178を受注

アントノフ、シルク・ウェイ・エアラインズからAn-178を受注

ニュース画像 1枚目:シルク・ウェイ・エアラインズ An-178の購入で契約を締結
© ANTONOV Company
シルク・ウェイ・エアラインズ An-178の購入で契約を締結

アントノフは2015年5月7日、開発中のAn-178を初飛行させましたが、これにあわせアゼルバイジャンのシルク・ウェイ・エアラインズとAn-178の購入について契約を締結したと発表しました。契約の詳細は明らかにされていません。これにより、シルク・ウェイ・エアラインズがAn-178のローンチカスタマーになると見られます。

シルク・ウェイ・エアラインズは保有するAn-12の機材更新として検討しており、An-178で引き続き航空貨物輸送に対応します。特に消費燃料が変わらずに、巡航速度が35%以上速くなっているほか、気密性の高い貨物室を確保できます。これにより、搭載貨物量を増やせるだけでなく、患者の搬送でも航空機を使用する場合には、特に気密室の確保が重要だとしています。

また、運航経費もAn-12のエンジン4基からAn-178はエンジン2基となり、削減が期待できるほか、メンテナンスの面でも作業量を減らすことができます。また、運航乗務員はAn-12の6名からAn-178の3名となることも大きなメリットとしています。

AN-178は、未舗装の滑走路を含めた飛行場で離発着が可能で、砂漠やツンドラといった厳しい環境でも、特別な装置を装着することなく運航を行うことができる機体です。

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