アントノフは2015年5月7日、An-178で初飛行を行いました。An-178プロトタイプの初号機は4月16日にロールアウトし、およそ半月での初飛行となりました。
An-178は15カ国で共同開発する中型輸送機で、4エンジン・ターボプロップのAn-12輸送機の新型リージョナル・ジェット機として開発されています。初飛行はおよそ1時間で、同社工場のあるアントノフ飛行場を離発着し、アントノフのテストパイロットが操縦桿を握りました。
An-178はAn-148、An-158を基に設計されました。機体の大きさはC-160 トランザールと同等で、民間、軍用とも利用でき、主にロジスティクス、負傷者の輸送、各種機器やエンジン輸送などを含め、すべての主要な輸送任務に対応できる航空機として開発されています。