737 MAXに搭載するLEAP-1Bエンジン、747に搭載し飛行試験を開始

737 MAXに搭載するLEAP-1Bエンジン、747に搭載し飛行試験を開始

ニュース画像 1枚目:GEアビエーションの747-100にLEAP-1Bエンジンを搭載
© Boeing
GEアビエーションの747-100にLEAP-1Bエンジンを搭載

ボーイングとCFMインターナショナルは2015年5月7日、カリフォルニア州ビクタービルのGEアビエーションが保有する飛行試験施設で747テストベッド機にLEAP-1Bエンジンを搭載し、飛行試験を開始したと発表しました。このテスト飛行は4月29日、GEアビエーションの747-100、機体記号(レジ)「N747GE」に搭載し、実施されました。

テスト飛行は、2016年にこのエンジンの型式証明の取得、2017年に新エンジンを搭載した初めての737 MAXのデリバリーにつながるマイルストーンとなります。LEAP-1Bエンジンは737 MAXに搭載され、単通路機で最も燃費効率が良く、信頼性、メンテナンスのしやすいエンジンとなります。特に燃費効率は、現行の737 Next-Generationの最新鋭機と比べ14%改善されます。

LEAP-1Bエンジンの試験は2011年に開発プログラムに着手、2014年6月13日に地上試験を開始していました。初飛行を終え、今後数週間は性能、排出量、音量、操作性などを評価する総合的な飛行試験プログラムを実施していきます。また、カーボンファイバー・コンポジット・ファンなどLEAP-1Bエンジンに組み込まれたさまざまな技術を検証していきます。

ボーイングは2015年4月末まで、737 MAXで世界57社から、2,724機の受注を獲得しています。

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