アントノフは2015年4月16日、An-178をロールアウトしました。An-178プロトタイプの初号機で予定通り4月中のロールアウトとなりました。
An-178は現在開発中の中型輸送機で、4エンジン・ターボプロップのAn-12輸送機の新型リージョナル・ジェット機として開発されており、An-148、An-158を基に設計されました。設計はペーパーレス化され、すべてコンピューターなどを用いて行われ、4基のターボプロップ・エンジンを装備し、15トンの貨物を搭載することができます。
An-178は、機体の大きさとしてはC-160 トランザールと同等で、民間、軍用とも利用できるとしていますが、主な目的としてロジスティクス、負傷者の輸送、各種機器やエンジン輸送などを含め、すべての主要な輸送任務に対応できる航空機として開発されています。今後、An-178は製造からテスト飛行のプログラムに移行し、引き続き開発を進めます。