
© U.S. Air Force photo/Senior Airman Gustavo Castillo
ブルガリアに到着したF-15Cを視察する在欧アメリカ空軍・アフリカ空軍司令官のFrank Gorenc大将とブルガリア空軍司令官のRumen Radev少将
アメリカ空軍は、ヨーロッパ地域安全保障パッケージ(TSP)の一環として、フロリダ州空軍(ANG)第125戦闘航空団(125FW)を中心とした隊員約200名とF-15C 12機をブルガリアに派遣し、2015年5月11日にグラフ・イグナチェヴォ空軍基地に到着しました。
アメリカ軍はウクライナ情勢の緊迫化にともない、同盟国の支援とヨーロッパ情勢への関与を示すために「Operation Atlantic Resolve(OAR)」を展開中で、今回のTSPもその動きのひとつです。125FWを中心にフロリダ、オレゴン、カリフォルニア、マサチューセッツANGなどで構成された部隊は、第159遠征戦闘飛行隊(159EFS)を編成して、ブルガリア空軍の防空能力を強化します。
アメリカ空軍が、TSPにANG部隊をヨーロッパに派遣するのは初めてのことですが、アジア太平洋地域では2004年から実施されています。