フランス空軍、A400Mを待ちきれずC-130J導入か?

フランス空軍、A400Mを待ちきれずC-130J導入か?

ニュース画像 1枚目:量産が遅れているA400M
© Shiro Senda / FlyTeam
量産が遅れているA400M

フランス空軍は、エアバスA400Mの納入遅延問題に対処するため、ロッキード・マーティンC-130J 4機の導入を検討しています。ロイターが2015年5月20日付で報じています。

フランス空軍は、老朽化したトランザールC-160をA400Mに置き換える計画を進めていますが、A400Mの量産が遅れ、5月9日の墜落事故でソフトウェアのチェックが命じられるなど、さらなる遅れが見込まれるためもう待ちきれない状況です。

予算は数億ユーロ必要になるため、A330 MRTTの最後の4機を後回しにすることが検討されています。

この決定は2015年末までに行われる模様で、エアバスへの圧力になるとみられています。ドイツ空軍も同じ問題を抱え、これまでエアバス側と何度も協議を行っています。2018年までに交代を完了する計画でしたが2021年まで伸びる模様で、最大で3億ユーロ(約404億円)の追加支出が必要になります。

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