イギリス空軍を2014年3月に退役し、スクラップになるものと思われていたトライスター6機が、アメリカの軍事訓練サービス会社のAGDシステムズによって再生され、アメリカ軍やNATO軍の支援サービスに使用されます。
イギリス空軍のトライスターは、A330 MRTTボイジャーと交代してブランティングソープで保管されていました。AGDシステムズは入手した6機のうち、4機は空中給油システムを残して空中給油機として使用し、2機は貨物や人員輸送、救急搬送用に使用する予定です。
アメリカの民間機として飛行するための登録記号「Nレジ」も用意され、機体の検査を受けており、6月には最初の1機の準備が整います。
アメリカにはKC-707 2機とKDC-10 1機を運用する空中給油サービスのオメガ・アエリアル・リフュエリング・サービスがありますが、いきなり4機の大型給油機を揃える会社が登場するとは驚きです。