スカイマークは2015年6月11日、同社の再生債権者で航空機リース会社のイントレピッドが東京地方裁判所に提出した再生計画案の修正版について発表しています。イントレピッドは5月29日、独自の再生計画案を提出し、6月10日付でその修正案を東京地裁に提出しました。
修正案は、航空会社をスポンサーとするとしながら、現在も複数の航空会社とスポンサー交渉を進めているとの記載で、具体的な企業名は出ていません。さらに、修正案は、弁済の原資となる金額180億円の拠出者をインテグラルとし、募集株式を発行するとしています。
ただし、インテグラル、スカイマークはANAホールディングスとUDSエアライン投資事業有限責任組合と法的拘束力のあるスポンサー契約を締結し、インテグラルは修正案に180億円を拠出する契約を締結していないとしています。また、スカイマークも修正案に沿った募集株式を発行する契約も締結していないとも言及しています。
スカイマークでは、インテグラルとANAホールディングスなどによる再生案は契約を締結し、実現可能性の高い再生計画案としています。