F35BライトニングII、初めてのスキージャンプ発進【動画】

F35BライトニングII、初めてのスキージャンプ発進【動画】

ニュース画像 1枚目:スキージャンプ発進するF-35B「BF-04」
© Crown copyright
スキージャンプ発進するF-35B「BF-04」

ロッキード・マーティンF-35BライトニングIIが、2015年6月19日、初めてスキージャンプ発進の試験を実施しました。パイロットはBAEシステムズのピート‘ウィザー’ウイルソン氏で、 イギリス国防省が発表しました。

試験はアメリカ・メリーランド州の海軍航空基地(NAS)パタクセントリバーで、F-35Bの試作4号機「BF-04」を使用して行われました。第5世代ステルス戦闘機としては史上初のスキージャンプ発進でした。アメリカとイギリスの合同試験チームは、イギリス海軍の空母で運用するための試験を今年の夏に継続して実施します。

スキージャンプ発進は、STOVL機のシーハリアーを効果的に運用をするためにイギリス海軍が考案した発進方法で、艦艇の艦首に設けたスキージャンプ台のようなスロープを使って離艦することにより、水平の甲板から発艦するより多くのペイロードを搭載することができます。

F-35Bはシーハリアーなどと違い、離陸(離艦)時の舵面とノズルは自動的に制御されるため、安全性が高まりパイロットの負担も減少しています。

また、6月12日には、イギリス空軍のテストパイロット、アンディ・エジェル少佐は、F-35B「BF-03」を使用して2発の500ポンド・デュアルモード・ペイブウェイIV精密誘導爆弾の模擬弾を投下する試験も実施しています。

メニューを開く