アメリカ空軍、演習でF-35Aを近接航空支援に投入

アメリカ空軍、演習でF-35Aを近接航空支援に投入

ニュース画像 1枚目:近接航空支援に向かう31TESのF-35A
© U.S. Air Force photo by Senior Airman Joshua Kleinholz
近接航空支援に向かう31TESのF-35A

アメリカ空軍第31試験評価飛行隊(31TES)のF-35AライトニングIIが、2015年5月29日から6月12日まで、カリフォルニア州のフォート・アーウィンにあるナショナル・トレーニングセンターで開催された「グリーン・フラッグ 15-08」演習に参加し、近接航空支援を実施しました。これは、2015年末に予定している初期作戦能力(IOC)獲得に向けてのものです。

グリーン・フラッグは、1万2,000平方マイルの演習場を使い5,000名以上の陸軍兵士が参加して2週間にわたって開催される演習で、1年間に10回開催されます。地上兵だけでなく航空、宇宙、サイバースペースを含む現実的な仮想敵と戦います。

2機のF-35Aは、地上指揮官の要請を待ち、演習場に侵入して近接航空支援を実施しました。航空機に比較的無関心な地上兵に、空軍による継続的な支援があることを印象付けました。

近接航空支援とは敵軍と対峙している地上の友軍を、航空機が直接支援するもので、敵味方が近接している場面であるため地上軍と航空機が緊密に連携する必要があります。

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