アセント・エアロ、エアバス「ベルーガXL」最終組立ステーションで契約

アセント・エアロ、エアバス「ベルーガXL」最終組立ステーションで契約

ニュース画像 1枚目:エアバス 次期輸送機 「ベルーガXL」
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エアバス 次期輸送機 「ベルーガXL」

アセント・エアロスペースは2015年7月8日、アセント・インテグレーション・アンド・オートメーション・グループがエアバスの新しい超大型貨物輸送機「ベルーガXL」の最終組立ラインの契約を獲得したと発表しました。

「ベルーガXL」はA330をベースに開発する輸送機で、すでに機首とメイン・カーゴドアはフランスのStelia Aerospace、後部胴体とドーサル・フィンはスペインのAernnova、胴体はドイツのDeharde/P3 Voith Aerospace、水平尾翼ボックス延長部と水平尾翼翼端フィンはスペインのAciturriが設計・製作すると発表されています。これらのコンポーネントをトゥールーズで組立を行いますが、アセントはその施設の設計、組立に必要な製造機器や準備などを管理します。この契約は2015年4月から2017年11月までとなっています。

ベルーガXLの初号機は2019年に運航を開始する予定で、A300をベースにしたベルーガ5機と機材更新を順次進め、A300ベースのベルーガは2025年までに完全退役します。このベルーガXLは、貨物室の幅が1メートル太く、長さも6メートル長くなり、A350 XWBの主翼を2本同時に輸送できるようになります。

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