エアバス・ヘリ、フィンランド陸軍へNH90 TTH 20機を完納

エアバス・ヘリ、フィンランド陸軍へNH90 TTH 20機を完納

ニュース画像 1枚目:フィンランド陸軍のNH90 TTH(Tactical Transport Helicopter )
© Airbus Helicopters
フィンランド陸軍のNH90 TTH(Tactical Transport Helicopter )

エアバス・ヘリコプターズとパトリア(Patria)は、2015年7月9日、フィンランドのハリで、フィンランド陸軍へNH90 TTH(戦術輸送ヘリコプター)の最終20号機を納入する式典を開催しました。

フィンランドは2001年にNH90を発注し、1号機が2004年にエアバスHSマリニャーヌ工場で初飛行しました。2号機からはフィンランドのPatriaで最終組み立てが行われ、2008年からフィンランド製のNH90が納入されました。フィンランド陸軍のNH90は、国際的な危機管理や捜索救難に使用され、これまで7,500時間以上飛行しています。

防氷システムが完備して4軸の自動操縦装置、フライ・バイ・ワイヤを採用したNH90は、低温や曇り、霧、雪などヨーロッパ北部の厳しい気象条件でも、パイロットの作業負荷を軽減して安全に飛行することができます。エアバスHSではフィンランド陸軍への完納により、次の改修プログラムに集中するとしています。

NH90中型双発軍用ヘリは、アグスタ・ウエストランド(32%)とエアバス・ヘリコプターズ(62.5%)、フォッカー(5.5%)が保有するNHインダストリーズが開発・製造を管理しています。

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