イタリア空軍第15航空団(15° Stormo)に、2015年7月9日、初めてHH-101Aシーザー救難ヘリコプターが、正式に引き渡されました。
HH-101Aは、アグスタ・ウエストランドAW101のイタリア空軍向け戦闘捜索救難・特殊作戦支援ヘリコプターで、厳しい状況下で兵員や民間人を救助する能力があります。
自己防御システムや空中受油システムを備え、緊急着水した際に水面に浮く設計が取られ、超低空でも優れた機動性を発揮します。直径18.59メートルのメインローターは、舞い上がる雪や砂埃で視界を妨げない幾何学的な形状となっています。
15° Stormoは、365日24時間態勢で捜索救難任務に就いており、これまで7,000人以上を死の危険から救っています。イタリア空軍はAW139を改装したHH-139救難ヘリコプターの装備も進めています。