イラン、経済制裁解除でエアバスとボーイングに300機超を発注か

イラン、経済制裁解除でエアバスとボーイングに300機超を発注か

ニュース画像 1枚目:ミラノに就航したマーハーン航空
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ミラノに就航したマーハーン航空

イランはエアバス、ボーイングから最新の機材を購入する計画があるようです。イランの航空局関係者が国営イラン通信(IRNA)に伝えたものです。ロイターがこれを伝えています。

購入計画では、エアバス、ボーイングともに同数の機材を購入し、古くなった機材を更新します。年80機ほどを導入し、5年で300機を導入すると伝えられており、エアバス、ボーイングともに150機ずつの受注とも受け取れます。導入にあたっては、リースや外国債券、ファンドなどを活用したいとの考えです。

イランの核開発問題を巡り、欧米からの経済制裁が解除されると、新たな旅客機の購入も可能となり、マニアが好む古い機材の更新も伝えられている計画が実現すると、一気に進みそうです。

イランには、退役させると発表しながらも運用を続ける747SPを保有しているイラン航空が40機弱、マーハーン航空が50機弱などを保有、運航しています。エアバス機ではA320なども導入されていますが、A310が主力、そのほかMDやフォッカーなども現役で活躍しています。

イラン航空のホームページでもこうした流れを受け、エアバスに続き、ボーイングの関係者が同国を訪問し、交渉する見込みと伝える記事を掲載しています。

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