アントノフは2015年8月4日、同社が航空機製造を手がける工場に隣接するキエフ・アントノフ飛行場でスタート緊急救助ステーション(SERS:start emergency rescue station)を開設したと発表しました。キエフで過去15年間に建設された最も高い安全基準の消防署で、飛行場として高い国際基準を満たした施設です。
SERSが常駐することにより、航空機の鎮火に必要な対応を行うことができ、設置場所も滑走路横と配備された4台の消防車が迅速に消火活動などを行うことができます。また、航空機の離着陸時やタキシング、トーイング、駐機場、メンテナンス、給油エリアを監視する設備も備えられ、それぞれの場所で適切な活動を行うことができます。飛行場で万一の事態が発生した場合、2分から最大でも4分以内に現場に到着し、活動を行うことができます。
なお、アントノフは同飛行場の航空交通管制センターの近代化も同時に実施しており、航空交通管制、空港レーダーの各種設備をアップグレードしました。