中国・習主席の訪米はペインフィールドから、ボーイングと各種契約も締結

中国・習主席の訪米はペインフィールドから、ボーイングと各種契約も締結

中国の習近平国家主席が2015年9月22日、ボーイングの最大の工場のあるペインフィールド空港に到着しました。習主席の搭乗した中国国際航空の747-400、機体記号(レジ)「B-2472」にとっては里帰りとなりました。

この訪問にあわせ、発表されると見られている中国との大型契約も締結されたと、新華社が伝えています。ボーイング機を300機購入すると、中国航空器材集団(China Aviation Supplies Holding Company)、中国工商銀行グループの航空機リース会社ICBCフィナンシャル・リーシング、国銀租賃(CDB LEASING)の3社が締結しました。

さらに、中国商用飛機(COMAC)が中国での737の組立完成ラインを立ち上げることで合意したと伝えています。この製造ラインは、習主席の訪問にあわせ、発表されると見られていたものです。これにより、中国はボーイング737を自国で組立て、中国の航空会社に納入する体制を整えると見られます。

なお、習主席はペインフィールドから9月23日にワシントンへ向けて出発する予定で、その前にボーイングの工場を見学します。9月22日はローマ教皇がワシントンD.C.のアンドリュース空軍基地に到着し、オバマ大統領、バイデン副大統領が揃って迎えていました。

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