ボーイング・サーブのT-X提案機は新設計

ボーイング・サーブのT-X提案機は新設計

ニュース画像 1枚目:アメリカ空軍のT-38
© Jo Hunter / USAF
アメリカ空軍のT-38

ボーイングは、2015年9月14日から16日まで、メリーランド州ナショナル・ハーバーで開催される空軍協会(AFA)航空宇宙カンファレンスで、アメリカ空軍の次期練習機(T-X)に提案する機体の概要を関係者に限定公開する模様です。Air Force Timesが9月10日付で報じています。

ボーイングは、スウェーデンのサーブとチームを組んでT-Xに提案しますが、記事によるとグリペンを改設計した機体ではなく新設計のものになるようです。そして2015年末までには初飛行するとの未確認情報もあります。これらの情報がAFAカンファレンス会場外のトレーラーで、選ばれた関係者にのみコッソリ公開されます。

アメリカ空軍のT-Xは、50年以上運用しているノースロップT-38タロンに代わる高等練習機計画です。350機もの調達が予定されているため、アメリカの航空産業界はこのビッグビジネスを受注するのに懸命です。

ボーイング以外に、ロッキード・マーティンが韓国のKAIと組んでT-50、ノースロップ・グラマンは当初BAEシステムズと組んでホークを提案する予定でしたがキャンセルして独自の新設計機、テキストロン・エアランドが新設計のスコーピオン、アレーニア・アエルマッキがアメリカの企業と組んでM-346を提案する模様です。

ボーイングはこのほか、空対空ミサイルを現在の2倍の16発搭載可能で、燃料タンクの配置を変えたF-15を発表します。

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