スカンジナビア航空、MTOW 242トンA330で定期便の運航開始

スカンジナビア航空、MTOW 242トンA330で定期便の運航開始

ニュース画像 1枚目:スカンジナビア航空のMTOW 242トン A330-300
© AIRBUS S.A.S.
スカンジナビア航空のMTOW 242トン A330-300

エアバスは2015年9月16日、スカンジナビア航空に最大離陸重量(MTOW)242トンのA330-300、機体記号(レジ)「LN-RKR」を納入し、9月21日付で発表しました。この機体はロールスロイスのトレント700エンジンを搭載し、RRエンジン搭載のMTOW 242トンとしては初めての引き渡しとなります。

エアバスはMTOW 242トンの派生系を2012年にローンチし、2015年5月にデルタ航空にGEのCF6-80E1エンジンした初号機を納入しています。この改良された機体は、エンジン改良をはじめ、空力パッケージ、オプションの燃料タンク装備などで、消費燃料は2%改善され、コスト効率の優れた航空機として打ち出されています。

スカンジナビア航空は効率的な航空機への投資を通じ、新しいA330への搭乗客に快適な空の旅を体験してほしいとコメントしています。この機体を9月21日、コペンハーゲン/シカゴ線に投入します。

スカンジナビア航空はこのA330-300 MTOW 242トンを4機導入する計画で、2015年9月、2016年2月、2016年5月にそれぞれ1機ずつ導入します。その後は、移行も楽に行なう事ができるA350-900を2018年から受領する予定で、この機材は8機を発注済みです。

客室はビジネス32席、プレミアムエコノミー56席、エコノミー174席、計262席の仕様です。A350や787に導入されているムード照明を採用し、フライト中の時間帯や場所にあわせ、快適な照明環境を創りだしており、無線インターネットアクセスを装備するなど、スカンジナビア航空が進める最新の客室を搭載しています。

なお、この機材はコペンハーゲン/シカゴ線に加え、ストックホルム/香港線、ストックホルム/シカゴ線にも投入される予定です。

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