アメリカン航空とロールスロイス、共同出資の合弁会社を解散へ

アメリカン航空とロールスロイス、共同出資の合弁会社を解散へ

アメリカン航空とロールスロイスは2015年9月29日、共同出資するテキサス・アエロ・エンジン・サービス(TAESL)を解散すると発表しました。TAESLは50%ずつ出資するジョイント・ベンチャーで、フォートワースでエンジンのメンテナンス、修理、オーバーホールを手がけています。需要が減少し、将来の成長機会が少ないとロールスロイスが判断し、解散を申し入れたところアメリカン航空も同意したものです。

ロールス・ロイス テイ620や650、RB211、トレント800で事業を開始し、テイエンジンの搭載機は2004年にアメリカン航空から完全退役し、RB211を搭載する757も退役し、トレント800の作業も減少すると見込まれています。

アメリカン航空は、TAESLの600名のスタッフを雇用しており、500名はアメリカ運輸労働組合員、100名はマネジメントやサポートスタッフです。このうち、500名の整備士は引き続き配置換えを行い、雇用を継続するとしています。

なお、TASELで行なわれていたアメリカン航空向け、また他の航空会社向けの業務は他の施設に移行し、2016年1月に閉鎖される予定です。

メニューを開く