CITと東京センチュリーリース、合弁会社を設立 経験とノウハウを融合

CITと東京センチュリーリース、合弁会社を設立 経験とノウハウを融合

CITアエロスペースなどをグループに置くCITグループは、国際航空ファイナンスの動向について発表し、この中でジェットスター・ジャパンに出資する東京センチュリーリース(CTL)と提携したと発表しています。CITとCTLは、両社のプラットフォームや資産運用ノウハウ、CTLの資本基盤と日本市場の専門知識を融合させた合弁会社を設立したと明らかにしています。

CITは、国際航空業界は景気循環に左右されやすく、市場認識を欠くと不況期が訪れた場合は影響を受けやすくなるとしています。こうした時期でも収益を維持するため、戦略的、入念な成長、資本調達計画を減速局面に入る前に策定することが重要とし、提携を通じクライアントにより良いサービスを提供する提携としています。

CITでは、アジアで大きな成長が見込まれているものの、中古機の有望性を見落としていると指摘し、その理由はこうした資産のファイナンスについての知識、専門ノウハウが欠如しているとしています。このため、新造機、中古機、技術的な問題、地域の微妙な特徴を理解しているCTLと提携し、経験と専門ノウハウが融合できるとしています。

なお、CITエアロスペースは保有、ファイナンス、管理する民間機は350機超となっています。

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