関西国際空港で、2015年10月14日(木)の14時から15時30分まで、「2015年度 関西国際空港航空機事故消火救難総合訓練」が開催されます。この訓練は、関西国際空港で航空機事故が発生した場合に備え、例年実施されているものです。
訓練では、香港発関西行きの架空の航空会社のA320がA滑走路の06方向から着陸後、滑走路中央付近で第2エンジンから出火し、機体に延焼が広がる想定で実施されます。関西空港海上保安航空基地、大阪府警察本部、大阪市消防航空隊のヘリコプターが各1機ずつ参加し、負傷者搬送訓練を行います。
使用する航空機は、ジェットスター・ジャパンがA320-200を提供します。このほか、76の機関の人員830名、消防車32台、救急車20台、警察車両8台が参加する予定です。
当日は、 航空機や機内に模した訓練用モックアップからの負傷者救出する訓練、訓練用シューターによる脱出訓練と負傷者救助訓練、無傷者の入国に対する CIQ 手続き訓練、 特殊メイクを施した模擬負傷者に対する、DMATや日本赤十字社などの空港救護班による災害医療活動訓練、災害死亡者家族支援チーム(DMORT)による遺族者へのメンタルヘルス対応訓練などが行われます。