セントレア、787向け部位保管庫の2棟目を新設へ DOC2は2016年夏完成

セントレア、787向け部位保管庫の2棟目を新設へ DOC2は2016年夏完成

中部国際空港(セントレア)とボーイングは、787の部位輸送を円滑に実施するため、ドリームリフター・オペレーションズ・センター2「DOC2」の設置に合意しました。この新施設は2015年11月に着工、2016年夏の完成を予定しています。

ドリームリフターは、747-400旅客機の改造機で、787の主要部位をアメリカの最終組立ラインに輸送しています。セントレアのドリームリフター・オペレーションズ・センターでは、中部地域で製造した787の部位をドリームリフターに搭載するため、ハンドリング機材、787の部位の保管庫として、2014年から本稼働しています。「DOC2」は機能拡充のため、新たに隣接地に整備します。

整備主体は中部国際空港(株)で、ボーイングが賃貸借契約を締結します。DOC2は既存のDOCに隣接し、空港島中央最南端部に位置します。建築面積は約2,000平方メートルです。施設はドリームリフターに搭載するグランドハンドリング機材の「ラージ・カーゴ・ローダー(LCL)」「モバイル・テール・サポート(MTS)」を屋内に保管するほか、三菱重工業、川崎重工業、富士重工業の各工場から海上輸送されるボーイング787の部位を、ドリームリフターに搭載するまで、一時的に保管します。

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