カンタス、運休のお詫びに豪国内線などで無料航空券を配布へ

カンタス、運休のお詫びに豪国内線などで無料航空券を配布へ

カンタス航空はストライキとそれに対抗した運航の一時停止で迷惑をかけたお詫びとして、無料航空券を配布します。お詫びだけでなく、運休中にライバルのヴァージン・オーストラリアをはじめ他社に流れた旅客の取り戻しも狙っているようです。

対象はオーストラリア国内線とオーストラリア/ニュージーランド間のタスマン路線。総額2000万オーストラリアドル、約16億円超の予算で、約10万枚の航空券が配布される予定です。オーストラリアの新聞広告などで告知をはじめていると報道されています。

ただ、全世界で運休した根本的な原因の労使対立はまだ双方に溝があるようです。アラン・ジョイスCEOは以前、アンセットの倒産を引き合いに、カンタスも現在のままでは同様になると危機感を訴え、労働側は給与の維持や職の確保を求めています。

カンタス経営陣はアジアでのプレミアム航空会社やジェットスター・ジャパンをはじめ、アジアでのビジネスの拡充と、カンタス航空の人員削減を含むオーストラリアでの改革をセットに、経営を軌道に載せるプランを発表しています。

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