全日空(ANA)グループのANA総合研究所は、2015年11月9日(月)にフランスのアルザス オ・ラン県に所在する「アルザス・欧州日本学研究所(CEEJA)」と協力覚書を締結したことを発表しました。
この締結は、日本とヨーロッパの更なる交流促進を目的として実施されるもので、「日欧間の相互理解促進と認知度向上」、「産品輸出入の促進」、「学生への研修プログラム」、「日本の地方と欧州アルザス地方の橋渡し」の4点を具体的な施策として、今後活動が展開される予定です。
なお、フランス・アルザス地方は、幕末に大阪の商人達が繊維産業で世界を牽引していた同地域に日本の和柄図案を持ち込み、冬用着物の羊毛生地への染色・製造を依頼したことにより古くから日本と交流があり、CEEJAはヨーロッパにおける日本学研究の拠点となっています。
CEEJAはANAに対して「ビジネス・インキュベーター制度」の利用を認めていることから、ANAでは今後、同社の研究員の派遣を行う予定です。