アメリカ海兵隊は、2015年5月17日にハワイ州オアフ島のベロウズ空軍基地で、MV-22Bオスプレイがハードランディングし炎上した事故の調査を完了しました。11月24日にKITVが報じています。
調査報告では、主な原因はパイロットの技量不足と着陸地点の観察不足としています。パイロットは規則違反や飛行標準に反することはしなかったものの、砂塵が舞い上がったブラウンアウト状態に長時間いたため、左エンジンの出力が低下して落着してしまいました。
パイロットは、ブラウンアウト状態を最小限にする飛行経路をとるか、着陸点を変更する必要があったとしています。あわせてエンジンのエアフィルターの改善や、エンジンの状態をパイロットに知らせる計器の設置、ブラウンアウト状態の時間短縮などを勧告しています。
海兵隊ではすでに勧告に沿った対策を取っているとのことです。この事故では、海兵隊員2名が死亡し、数名がケガを負いました。