ボーイング、イギリスのウエストランド買収を画策

ボーイング、イギリスのウエストランド買収を画策

ニュース画像 1枚目:イギリス陸軍のWAH-64アパッチ
© Shiro Senda / Flyteam
イギリス陸軍のWAH-64アパッチ

ボーイングが、イギリスのヘリコプター・メーカー、ウエストランドの買収を狙っています。イギリスのSunday Timesが2015年12月6日付で報じています。

イギリスの老舗メーカーであるウエストランドは、2000年にイタリアのアグスタと合併しアグスタ・ウエストランドとなり、現在ではイタリア・フィンメッカニカの完全な子会社となっています。イギリスのヨービル工場は、アグスタ・ウエストランドの主要な生産拠点として運営されています。

ボーイングは、イギリス国防省の発注額が10番目の企業であり、最近ではP-8ポセイドンを9機受注するなどしていますが、イギリスに生産拠点を持っていないため、ウエストランドのヨービル工場に狙いを定めました。2015年始めからフィンメッカニカと交渉を持ちましたが拒絶された模様です。

ウエストランドとボーイングは、合併を挟んでWAH-64アパッチのライセンス生産で協力関係にあります。

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