エミレーツ、2016年から3カ年で52機退役 2016年末の機齢5.6年

エミレーツ、2016年から3カ年で52機退役 2016年末の機齢5.6年

ニュース画像 1枚目:100機の大台は2017年にも到達するエミレーツ航空のA380
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100機の大台は2017年にも到達するエミレーツ航空のA380

エミレーツ航空は2016年の機材計画で、26機を退役させると発表しました。退役は2017年に13機、2018年に13機で、3カ年で52機を退役させます。同社保有機のおよそ5分の1にあたります。このうち2016年に退役させる機材は、A330-300が12機、A340-300が4機、A340-500が1機、777-200ERが6機、777-300が2機、777-300ERが1機です。これにより、A340の退役が完了する一方、A380は90機となります。

2016年の新規導入機材はA380が20機、777-300ERが16機、計36機です。エミレーツは2機種は効率的、かつ静粛性が高い旅客機で、退役機材と比べ温暖化ガスは12%減になるとしています。これにより、エミレーツの保有機材の機齢は平均5.6年になります。エミレーツの機齢は現在でも6.4年ほどで、北米の航空会社の上位5社の平均は13.6年、ヨーロッパの上位5社の平均は10.7年と比べ、さらに若い機齢になります。

エミレーツ航空は、2016年の機材更新により、顧客の快適性の向上をめざしサービスの快適性を図るとしています。

エミレーツの保有機材は243機で、2015年は新たにA380が15機、777-300ERが10機、777貨物機が1機、計26機を受領しています。さらにエミレーツの発注済み機材はA380が71機、777-300ERが42機、777-9Xが115機、777-8Xが35機、計263機です。

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