アメリカ航空宇宙局(NASA)は2015年12月8日、アームストロング・フライト・リサーチ・センターが保有するF-15Dイーグルの897、機体記号(レジ)「N897NA」の画像を公開しました。トロイ・アッシャー機長が操縦、後部座席にはビデオカメラマンのロリー・ロージーさんが乗務したもので、NASAのDC-8がワシントン州のオリンピック山脈で科学実験の調査飛行を行うチェースプレーンとして、フライトしました。
NASAのF-15Dイーグルは現在、「N897NA」の1機のみで、今回の画像のようにDC-8による調査飛行の支援を行うほか、パイロットの技能維持のための飛行が中心です。NASAの研究支援を行う航空機は、基本的にはチェースプレーンと呼ばれ、研究任務を行う航空機の「追加の目」として周辺状況の確認、安全性の確保が主なミッションとなります。NASAがプレスリリースする画像の撮影なども、F-15Dから撮影をしています。
また、アームストロング・フライト・リサーチ・センターに所属するパイロットたちの飛行訓練は、F-15Dで行われています。アメリカの航空ショーに展示機として参加する場合もあります。