エアバスは2015年12月21日、同社の各種機材の製造を進める専用の輸送機、「ベルーガXL」の初号機、MSN001の後部胴体の製造に着手したと発表しました。2017年初頭には最終組立を開始します。
この胴体の製造は、スペインのAernnovaが担当している部分で、胴体後部が形作られた後、トゥールーズのベルーガ最終組立ラインに納入される最初の胴体部分となります。ベルーガXLは2019年半ばにも運航される予定です。
このベルーガXLは、A350 XWBの月産機数の増加、他の機種の生産力の増強に対応し、エアバスの各所に点在する工場間の輸送能力を高める計画です。A330-200貨物機をベースに既存のコンポーネント機器、再利用などを通じ、エンジンはロールスロイスのトレント700を装備する予定で、計5機が製造される予定です。