日本でも格付け情報を提供するフィッチ・レーティングスの最新レポートで、アメリカン航空のチャプター11の申請を避けるには、パイロット組合との交渉妥結が欠かせないと発表しました。
レポートではアメリカン航空のコストは高く、ユナイテッド航空、デルタ航空と比べても大きくコスト削減で遅れており、今後の資金需要面でも現状のままでは不安がのこるとのこと。打開するポイントは年金制度の改革とMD-80型の退役など燃費の悪い機材の退役だとしています。
以前からアメリカン航空は日本で言う民事再生法の適用、チャプター11の申請をするのではと伝えられていましたが、経営陣はこれを否定しています。チャプター11を申請してもこれまでのアメリカの航空会社を見れば、旅客が搭乗、マイレージには大きな影響はないものの、気になる動きになりそうです。