787の主翼増産に向けてオートクレーブ2号炉導入-三菱重工

787の主翼増産に向けてオートクレーブ2号炉導入-三菱重工

三菱重工業は2011年11月17日、名古屋航空宇宙システム製作所の複合材工場にオートクレーブ2号炉を導入しました。11月15日、広島製作所で製作された2号炉が海路で名古屋港に到着。17日に工場への搬入が行われました。このオートクレーブ2号炉の導入で、B787型の主翼の増産体制が整いました。

2号路は直径8メートル、長さ40メートルの円筒形状で、総重量は700トンで、稼働している1号炉と同型式で、世界最大級。約30メートルという787の長く大きな複合材の主翼を高精度、均一の品質、安定生産に欠かせない設備。

三菱重工の大江工場敷地には複合材工場、主翼の組立工場が稼働しています。B787型の増産にむけて、スキン用ウォータージェット切断装置、複合材レイアップ装置も増設済みです。

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