アメリカ空軍戦闘捜索救難ヘリHH-60G、新型機銃を試験

アメリカ空軍戦闘捜索救難ヘリHH-60G、新型機銃を試験

ニュース画像 1枚目:2016年1月5日、エドワーズAFBに試験のため到着したHH-60Gペイブホーク
© (U.S. Air Force photo/Christopher Okula
2016年1月5日、エドワーズAFBに試験のため到着したHH-60Gペイブホーク

アメリカ空軍の戦闘捜索救難(CSAR)ヘリコプター、HH-60Gペイブホークが、新型の搭載機銃を試験試験するため、2016年1月5日、カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地(AFB)に到着しました。

HH-60Gは、1933年からアメリカ軍が使用しているブローニングM2重機関銃を航空機搭載用としたGAU-18 12.7ミリ(50口径)機銃を自衛用に搭載しています。M2は抜群の信頼性で現代でも自衛隊をはじめ世界中で使用されている名機銃です。しかし、GAU-18は銃身の寿命が3,000発と短く、発射速度も毎分550発と遅く、反動も大きく、クローズドボルト式のため暴発の危険性も高いなど、最新のものと比べると見劣りするようになってきました。

今回テストされるのは、ベルギーのFNハースタルがM2をヘリ搭載用に改良したGAU-21/M3Mで、銃身の寿命は1万発で、発射速度は毎分1,100発と速く、低反動で、クローズドボルト式なので暴発の危険性も低いとのことです。

GAU-21はすでにアメリカ海軍/海兵隊による運用実績があるため、海軍が空軍用に設計したマウントを介してHH-60Gに搭載した際の弾道分散などに焦点を当て、1月22日まで試験します。アメリカ空軍ではGAU-21は選択肢の一つとしています。

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