LATAM、アメリカン航空、IAGとアメリカ、ヨーロッパで共同事業

LATAM、アメリカン航空、IAGとアメリカ、ヨーロッパで共同事業

ラン航空、TAM航空の親会社、LATAMエアラインズ・グループは2016年1月14日、アメリカン航空とIAGのワンワールド加盟会社との関係強化をめざし、共同事業の申請したと発表しました。IAGはブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空の親会社です。

共同事業は、LATAMとアメリカン航空、LATAMとIAGでそれぞれ個別の案件となっています。いずれも各国の規制当局の承認が必要で、手続きは約12カ月から18カ月がかかる見通しです。対象となる事業はコードシェア、運航時間の調整、将来の新路線の開設、マイレージ・プログラムの提携などです。

このうちコードシェア実施で、LATAMはヨーロッパ、アメリカ、カナダ、南アメリカなど、420地点以上の目的地へのネットワークを提供することが出来るようになります。アメリカン航空との提携で200地点以上の新たな目的地が提供でき、アメリカン航空とLATAMの2社は北米と南米間で運航する1日90便超で結びます。また、ブリティッシュ・エアウェイズとイベリア航空のIAGとの提携で、87地点以上の目的地が提供できます。IAGとLATAMは南米とヨーロッパ間を1日45便超で運航しています。

共同事業は、接続便のスケジュール改善も含め、アメリカン航空が運航する1日2,500便のアメリカ、カナダでの運航便に加え、ブリティッシュ・エアウェイズとイベリア航空のヨーロッパ域内の1日900便を提供することが可能になります。また、LATAMが運航していない運航区間で競争力のある運賃の提供ができるようになります。

LATAMは、事業の進展にあわせ、既存の路線の増便をはじめ、新路線の就航をラン航空、TAM航空をはじめLATAMグループの各社で実施するとしています。

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