タイフーン、ストームシャドウとミーティアーの飛行試験順調

タイフーン、ストームシャドウとミーティアーの飛行試験順調

ニュース画像 1枚目:タイフーンIPA2の右翼に搭載されているのがストームシャドウ
© Eurofighter Jagdflugzeug GmbH
タイフーンIPA2の右翼に搭載されているのがストームシャドウ

ユーロファイター・タイフーン・コンソーシアムは、2016年2月12日(金)、ストームシャドウ・ディープ・ストライク・ミサイルとミーティアー視界外射程空対空ミサイルの試験が、順調に進んでいると発表しました。

ストームシャドウの試験は、イギリス・スコットランドのヘブリディーズ試験場で、イタリアの試験機(IPA)2を使用して行われ、2015年11月に投下試験が成功裏に完了しました。この試験はフィンメカニカを中心に、ユーロファイター、BAEシステムズ、エアバス・ディフェンス・アンド・スペース、MBDAの支援で行われています。

ミーティアーの試験はイギリスのIPA6が使用され、2015年末に同じくヘブリディーズ試験場で、実際の標的を使用した実射試験が行われました。この試験はBAEシステムズが中心となり、MBDAやSelex、QinetiQ、イギリス国防省などが支援しました。

ストームシャドウとミーティアーの飛行試験は、タイフーンの能力強化第2フェーズ(P2E)のひとつで、スタンドオフ攻撃能力の獲得によりスイングロール戦闘機としての地位を確立し、トーネードに代わるうえでも重要なポイントとなります。

またP3Eでは、静止目標と移動目標の両方に使える精密誘導ミサイルとして実績のあるMBDAブリムストーンのインテグレーションも予定されています。

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