コリア・エアロスペース・インダストリーズ(KAI)は、2016年2月22日(月)、スリオン・ヘリコプターの救急(Medevac)仕様機が、泗川(サチョン)市のKAI本社施設で初飛行したと発表しました。
スリオンはKAIがエアバス・ヘリコプターズ(当時はユーロコプター)の協力を得て開発した8.5トンクラスの双発ヘリコプターで、韓国陸軍がKUH-1、海兵隊がMUH-1、警察がKUH-1Pとして採用しています。
救急仕様機は2014年から開発が始まり、2018年には軍のメディカル・コマンドで運用が開始されます。機内には6名の患者と医療機器が搭載でき、気象レーダーや地上接近警報システム(GPWS)で全天候運用が可能です。
KAIでは、現在韓国内で使用されている400機のヘリコプターをスリオンで置き換え、今後20年間で600機以上を輸出するとしています。