ガルフストリーム、G600の油圧操縦リグ装置で「初飛行」を完了

ガルフストリーム、G600の油圧操縦リグ装置で「初飛行」を完了

ニュース画像 1枚目:G600の油圧操縦リグ装置
© Gulfstream Corporation
G600の油圧操縦リグ装置

ガルフストリーム・エアロスペースは2016年2月23日(火)、G600の油圧操縦リグ装置「アイアンバード」でこのほど、初飛行を完了したと発表しました。ガルフストリームはこのアイアンバードを使用し、G600開発プログラムで、機体の成熟度を実証していきます。

G600のアイアンバードは、実機と同じフライトデッキが備えられ、エンジニアは地上で飛行制御システム、着陸装置、ブレーキ、油圧などのシステムをテストします。「初飛行」は、30分間に渡り、タキシング、離着陸、高度、速度などの機動をシミュレーションしました。

ガルフストリームは、このアイアンバードを使用し、システムを構成する要素の特性を確認し、成熟度を高めるほか、修正点の洗い出しと設計面への反映で、試験飛行機、今後製造する同機種の安全性を高め、試験飛行のプロセスを効率化します。

G600は6,200海里、11,482キロメートルをマッハ0.85、または4,800海里、8,890キロメートルをマッハ0.9で飛行できるG650ERの最新技術が投入された機種です。初号機の納入は2019年を目ざしており、開発が進められています。

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