KLMシティホッパー、初のERJ-175を導入 燃費改善パッケージ装備機

KLMシティホッパー、初のERJ-175を導入 燃費改善パッケージ装備機

ニュース画像 1枚目:KLMシティホッパー、初のERJ-175
© KLM Royal Dutch Airlines
KLMシティホッパー、初のERJ-175

KLMオランダ航空のリージョナル路線を運航するKLMシティホッパーは、2016年3月21日(月)、同社初のERJ-175を受領しました。機体記号(レジ)「PH-EXG」で、主翼端にこれまでのERJ-175より大型化した「ウイングチップ」を装備した燃費改善パッケージ 「Fuel Burn Improvement (Package2)」の機体です。空力改善が施されたことで、初期のERJ-175と比べ、最大で6.4%の燃費向上、標準的にも5%超の改善が見込まれます。

KLMシティホッパーは2018年までに17機のERJ-175を導入する予定で、すでに保有するERJ-190とあわせ、ヨーロッパで最大のERJユーザーとなります。この導入にあわせ、フォッカー70を2018年までに退役させる計画です。

KLMシティホッパーは、KLMと同社のパートナー向けにヨーロッパの57地点を結び、運航頻度を高く、スキポール空港のハブ機能を強化しています。このため、新機材のERJ-175は、求められる都市へ、より柔軟なスケジュールを提供するとしています。

なお、ERJ-190とERJ-175は同様のコクピットを採用しており、運航乗務員は両機種に乗務ができます。両機種の大きな違いはERJ-175が88席、ERJ-190が100席仕様の供給座席数となります。

KLMは、ERJ-175の営業飛行は3月27日(日)を予定しており、アムステルダム発スタヴァンゲル(ノルウェー)着で運航し、その後はブリュッセル、オーレスン(ノルウェー)、トルプサンネフィヨル(ノルウェー)、トリノ、マンチェスター線などを計画しています。導入が進むと、ERJ-175はヨーロッパのすべての都市に飛行する予定です。

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