エーゲ航空は2016年3月18日(金)、A320の機体記号(レジ)「SX-DNE」を受領しました。これは2007年9月に発注した機材で、2015年から導入を進めていました。これにより保有機は、グループ会社のオリンピック・エアと合わせ計61機となります。
このA320はシャークレットを装備し、IAE V2500エンジンが搭載されています。大型ウィングチップの装備機で、平均2%から3%の燃料消費量、温暖化ガス排出量を削減できます。
エーゲ航空は、今回のA320の機材受領について、ギリシャでの金融危機などを経て、巨額の投資が疑問視される時期もあったと振り返りつつ、予定通り導入されたことを非常に誇りに思うとコメントしています。
エーゲ航空は2007年から2016年までにA320を47機導入する計画で、ギリシャで最大の投資が行われています。この3年から4年は特筆に値するもので、金融危機の中でも予定通りの機材増加を進め、旅客数はオリンピック・エアとあわせ2012年の610万人から2015年に1160万人とほぼ倍増に近い伸びを示しています。
エーゲ航空はこの期間、就航地を14都市を加え、国際線111地点をあわせ計145地点にネットワークを展開しています。これはギリシャのGDPが5年間で30%減となった中、観光業の伸びに大きく貢献しているとアピールしています。