防衛装備庁は2017年2月24日(水)、川崎重工業岐阜工場で同庁のロゴをまとった試作1号機を受領したと発表しました。この機体は航空自衛隊の次期輸送機XC-2で、2014年1月に地上試験で機体構造の強度確認のため、機内の気圧を高める試験を進めている最中、貨物扉と後部胴体などを損傷する不具合が発生していたものです。
2014年1月の不具合発生を受け、試作1号機は量産機と同じ胴体へ交換作業が行われていました。このほど交換作業が完了し、防衛装備庁に納入されたもので今後、航空自衛隊岐阜基地で性能確認試験などを実施します。
防衛省ではこの交換作業のため、開発期間を2年延長し、2016年度末までと決定しており、量産機の部隊配備も2年遅れとなっています。